シンガポール航空が5月4日にシンガポール〜バリ線の運航を再開

Singapore Airlines A330-300

Singapore Airlines A330-300

シンガポール航空(SQ)は2020年夏ダイヤ以降運休していた、シンガポール/チャンギ〜デンパサール間の直行便の運航を2021年5月4日から再開すると発表しました。
これにより停止状態となっていたバリ島・デンパサール国際空港の国際線運用が事実上再開されることになり、近日中のガルーダ・インドネシア航空やエアアジアなどの国際線運航の再開も期待されます。

当局によると、この再開はシンガポールとインドネシアの間で計画されているトラベルバブルの一環ではなく、インドネシア人や正規の滞在許可を持つ外国人の移動の便宜を図るためのものと説明されており、KITAS/KITAP、有効なビジネスビザなどを所持している場合はこのフライトの利用は問題なく認められる見通しです。

現在バリ島へ渡航するためには事実上ジャカルタ・スカルノハッタ空港での入国と5日間の隔離をするルートしかありませんでしたが、今回のSQ再開によってジャカルタ経由をせずにバリ島へ直接入ることができるようになります。

ただし、現在ジャカルタで採られている検疫・隔離措置がバリ島でどのように運用されるかは現時点では不透明なままで、利用には注意が必要です。

シンガポール航空のシンガポール/チャンギ〜デンパサール間の運行スケジュールは以下の通り。

シンガポール/チャンギ(SIN)→バリ/デンパサール(DPS)
SQ944 毎週火曜 16:10→18:50 737-800
SQ938 毎週金曜 9:15→11:55 737-800
※SQ938は羽田便(SQ635)、関空便(SQ623)と接続可能

バリ/デンパサール(DPS)→シンガポール/チャンギ(SIN)
SQ935 毎週火曜 13:05→15:50 737-800
SQ945 毎週金曜 20:00→22:40 737-800
※羽田便・関空便への接続は可能なものの、チャンギでの乗り継ぎが日跨ぎになり、現時点ではSQは推奨していません。

 

尚、現在シンガポール・チャンギ空港では一定の条件下でのみ乗り継ぎを認めています。
以下に掲載された空港間のフライト利用
https://www.singaporeair.com/en_UK/sg/media-centre/news-alert/?id=kataac8r

かつ、
・シンガポール航空グループの航空会社(スクート、シルクエアー含む)の便での乗り継ぎ、
・シンガポール航空グループの航空会社(スクート、シルクエアー含む)の便と、エールフランス航空、KLMオランダ航空、ガルーダ・インドネシア航空、ニューギニア航空、ルフトハンザ航空、スイスインターナショナルエアラインズ間での乗り継ぎ
である必要があります。
(例えばANAで羽田→シンガポール、SQでシンガポール→デンパサール、とするのは不可)

到着後は専用の導線と待合室を利用する必要があるため、シンガポールへの入国はもちろん、免税店の店頭での買い物も出来ません。
ただし、免税店は待合室に設置された端末などを通してオンラインで買い物は可能です。

チャンギ空港での乗り継ぎについては以下をご参照ください(英語)。
https://www.changiairport.com/en/airport-guide/Covid-19/transiting-through-airport.html